PGO(比雅久機車)は1964年に設立され、イタリアのピアッジオ社との技術協力※1 によって、ベスパの現地生産を行っていました。ちなみに社名の由来はピアッジオ(Piaggio)のP、G、Oの文字を抜き取って作られたそうです。
1996年には台湾の茶葉製造会社である”台灣農林股份有限公司”の出資を受けて資本力が拡大。豊富な資金で生産体制を強化して品質が向上、ここからPGOブランドでの販売がスタートしました。
2020年の台湾における販売台数はヤマハに次ぐ第4位ですが、通勤通学に便利な大衆向けスクーターメーカーというよりもスポーツスクーターがメイン機種となっており、やや高価格帯で走りにこだわるユーザー向けのブランドだと言えます。
その走行性能は海外で高く評価され、現在は世界46カ国で販売中。ヨーロッパでは積極的にレース活動を行ってきた結果、”ELBA500国際ラリー選手権”や”パリスクーターレース選手権”でチャンピオンに輝くなど優秀な成績を収めており、知名度が高く人気のブランドに成長しています。
PGO製品の良さは台湾貿易センター※2 から贈られる、優良な台湾製品の証”台湾エクセレンス”を18年連続で受賞した実績が物語っています。また、本国では電動スクーターも販売されており、ヨーロピアンデザインの「Ur1」やポップカラーが可愛い「Ur2」の日本導入に期待したいところです。
PGOフラッグシップスクーターの「TIGRA168R(ティグラ168R)」はクラス最強レベルのパワーを誇った前モデル「TIGRA150」をアップデートした快速車。実際の排気量は169ccですが車名を170Rにしなかったのは、”8”が台湾で縁起の良い数字だから。心臓部にはNASAが開発した特殊合金を使ったピストンをはじめ、様々な最新技術が投入された”Vortex Cooling エンジン”を搭載。最高速度は120km/hを超えると言われています。
原付二種で注目すべきは「G-MAX125LC(ジーマックス125LC)」です。ボディは一般的な小型125ccサイズにもかかわらず、エンジンはクラス最高レベルの13.5馬力を計測。ホンダの新型PCX(125cc)を1馬力上回り、鋭い加速感を得られます。
驚くのはその車体構成。骨格にはなんと角パイプを使用したダブルクレードルフレーム※3 を採用。足回りは高性能スポーツバイクに使われるリンク式モノサスペンションや対向式4POTブレーキキャリパーで固められており、走りにこだわるならG-MAX一択と言えるでしょう。
カリカリのスポーツはちょっと・・・というライダーにはクラシックデザインのスクーターも。
個性的なセパレートタイプのダブルシートを備えた「Jbubu125duos(ジェイブブ125デュオス)」と、スポーツ嗜好の上位バージョン「Jbubu125s」があります。
過去にベスパを製造していたノウハウを生かした秀逸なデザインと、お得意の高性能エンジンを持つ魅力的なパッケージ。純正ドレスアップパーツも多数用意されており、よりドレッシーで個性的なスタイルを楽しむことができます。
PGOは環境問題にも積極的に取り組み、アイドリングストップ機能を持たせた機種を2015年から発売。しかもエンジンが停止するまでの時間を3秒~30秒の間で任意で設定できる優れもの。
日本発売モデルでは、低燃費スタンダードモデルの「BON125」、「TIGRA168R」、「JbubuS」にアイドリングストップが標準装備されています。
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