こだわりのガレージとチャリティーランへの思い
6月30日(日)に開催された『沖縄チャリティーラン』の代表を務める言霊絵師の神谷 直樹さん。県内某所にマイガレージを所有しており、ガレージはバイクや神谷さんの好きなもので溢れている。秘密基地をイメージしており、そこにいるだけでワクワクするような空間だ。
メーカーや排気量が異なったバイクがたくさん集まるチャリティーランのようなイベントは、世界でも珍しく、また、参加者が多いにも関わらずマナーが良いことから、世界でも注目されているイベントだ。
2011年より開催されたチャリティーランは、今年8回目にしてファイナルとなる。開催のきっかけは、2011年に起きた東日本大震災。地震発生後に、東北に住んでいる友人に連絡をしたところ「助けてほしい」との言葉をもらった神谷さん。お金を寄付しようとするも、お金をもらっても現時点では購入する余裕がないため、物資を送ってほしいとの依頼を受ける。現地の声をリアルタイムで聞いた神谷さんは、現状を知り「自分になにかできることはないか」と考え、チャリティーランの開催を決めた。
ステッカーを販売し、その売り上げを寄付する取り組みは第1回から行なっている。最初はお祭り感覚で参加していたライダーたちも、イベントの本当の意義に賛同し、日帰りで県外や海外から来る参加者もいるそうだ。年々参加者が増え、バイクのみならず車や自転車、徒歩で参加する人もいるという。
チャリティーランは今回で最後となるが、今後も個人としてチャリティーを続けていきたいと神谷さんは語った。
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