最速を求めるレースの世界ではクラッチ操作が省略されている。実際に人間が操作するよりも機械任せの方が速いらしいし、走ることに集中できるというメリットもあるそうだ。市販バイクの世界では「オートマチック車=便利なスクーター」の図式だったが、近年はオートマチック機構装備のスポーツ車や趣味製の高い高機能スクーターが登場し、走りを楽しめるモデルが増えているようだ。
楽をするためでなく楽しく走るためのAT
ヤマハハンドリングは次のステージへ
- YAMAHAMT-09 Y-AMT
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クラッチレバーとシフトペダルの操作を省き、ハンドリングに集中することで楽しさと利便性を向上させるヤマハのオートマチック機構が ”Y-AMT” だ。ツーリングモデルではなくスポーツモデルの「MT-09」に装備されたのは、多くのライダーにもっと快適なスポーツ走行楽しんでもらいたいというメーカーの姿勢。ATモードは走行性能を損なうどころか、プロライダー顔負けの素早いシフトチェンジや最適なタイミングでのエンジンブレーキ制御などでワンランク上の走りを味わえる。マニュアルモードの場合は手元のスイッチ一つで変速が可能だ。
新車価格:136万4000円
- ■水冷4ストロークDOHC4バルブ並列3気筒
- ■排気量:888cc
- ■最高出力:88kW(120PS)/10000rpm
- ■最大トルク:93N・m/7000rpm
- ■車両重量:196kg
- ■シート高:825mm
- ※スペックは2025年モデル
編集部のおすすめ
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- HONDAレブル1100 S Edition DCT
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今期から登場したカウル付きモデル
軽量な車体と足つき性の良さでツーリングバイクとしては最強クラス。ただでさえ快適だが、クラッチ操作不要の自動変速機構「DCT」を備えたモデルを選択すれば、究極のお気軽さを手に入れられる。2025年モデルからはエンジンの圧縮比を高めつつDCTの制御を見直すことで、今まで以上に低中速域での扱いやすさが向上。さらにはハンドルやステップなどのポジション調整とシート素材変更によってロングツーリングの快適さをアップさせている。
新車価格:144万1000円
- ■水冷4ストロークOHC4バルブ並列2気筒
- ■排気量:1082cc
- ■最高出力:65kW(88PS)/7250rpm
- ■最大トルク:98N・m/4750rpm
- ■車両重量:237kg
- ■シート高:710mm
- ※スペックは2025年モデル
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- SUZUKIアヴェニス125
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日常にカッコ良さを取り入れるならコレ
エッジの効いた直線基調のカウルとスズキスポーツバイクの証でもある縦型2灯を模したLEDヘッドライトのデザインが秀逸なスポーティさを溢れる原付二種。さぞかし高スペックなスクーターかと思いきや、使い勝手や燃費の良さなどに重きをおいた高コスパな通勤快速的バイクなのだ。電子制御などの特別な機構を持たずとも、100kgそこそこの軽量コンパクトな車体を活かしたフットワークの良さで、バイクの楽しさを十分味わうことができる。
中古車相場価格:16万9800円~25万8500円
- ■空冷4ストロークOHC2バルブ単気筒
- ■排気量:124cc
- ■最高出力:6.4kW(8.7PS)/6750rpm
- ■最大トルク:10N・m/5500rpm
- ■車両重量:107kg
- ■シート高:780mm
- ※スペックは2022年モデル
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- HONDAPCX160
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小排気量スクーターの理想形
125cc・160ccを合算すると販売開始から15年で30万台近くを販売してきた超人気車。現行車は四代目となるが、ヘッドライト周りのデザイン変更に加え、登場以来初となるハンドルカバーが装着されて高級感アップ。維持費が安い125cc版の人気が高いが、タンデム時でも力不足を感じず、自動車専用道路の走行が可能な160cc版の方がマルチに使える。走行性能と利便性のバランスが良く、オートマチックバイクの頂点と言っても過言ではない。
中古車相場価格:34万3600円~61万5600円
- ■水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
- ■排気量:156cc
- ■最高出力:12kW(15.8PS)/8500rpm
- ■最大トルク:15N・m/6500rpm
- ■車両重量:134kg
- ■シート高:764mm
- ※スペックは2025年モデル
オートマチックスポーツの扉を開いた開拓者
登場から13年、やっと時代が追いついた?
- HONDANC750X DCT
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初代のNC700Xから数えて5代目となる新型が登場。ヘッドライトを中心にカウル形状を変更しただけでなく、一部パーツには環境にやさしいバイオマスプラスチックを新たに採用した。注目すべきは歴代モデル初となるフロントWディスクブレーキ化だが、パーツの重量が増した分は新型軽量ホイールを採用することで重さを相殺。他にもフルカラー液晶メーターが新たに採用されるなど、ワンランク上の装備へと進化。ヘルメットが収まる容量を持つラゲッジスペースをガソリンタンク部分に持ち、ツーリングでも日常使いでも最適解となるうるバイクと言える。
中古車相場価格:50万円~103万8000円
- ■水冷4ストロークOHC4バルブ並列2気筒
- ■排気量:745cc
- ■最高出力:43kW(58PS)/6750rpm
- ■最大トルク:69N・m/4750rpm
- ■車両重量:226kg
- ■シート高:800mm
- ※スペックは2025年モデル
編集部のおすすめ
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- KAWASAKIニンジャe-1
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ガソリン車では味わえない新感覚の加速
電動版ニンジャは無段階変速のシングルギアタイプ。スロットルのオンオフのみで加減速を行えるため、まるでスクーターのような感覚で操作できる。原付二種クラスが故にお世辞にも速いバイクではないが、15秒間だけ出力を大幅アップさせる「e-ブースト」ボタンを使えば、250ccクラスを上回る鋭い加速を見せてくれる。気になる航続距離はROADモードで55km、ECOモードで72kmとなっており、日常使いでは十分だろう。
中古車相場価格:95万5000円
- ■電動(交流同期電動機)
- ■定格出力:0.98kW
- ■最高出力:9.0kW(12PS)/2600-4000rpm
- ■最大トルク:40N・m/0-1600rpm
- ■車両重量:140kg(バッテリー2個含む)
- ■シート高:785mm
- ※スペックは2025年モデル
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- HONDACT125ハンターカブ
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売れに売れてるオフロード版カブ
2024年末のモデルチェンジでミラーとサイレンサーカバーの形状が変更になったが、基本的なスペックは変わらず。今回登場した新カラー2色を含め、5年間で7色のモデルが販売されており、好みのカラーを選ぶ楽しさがある。スーパーカブ特有のシーソーペダル式のシフトチェンジは多少クセがあるものの、慣れればお気楽にバイクを操作できる。大きな荷物を載せて旅に出るもよし、機動性を活かして通勤通学に使うもよし、とにかく万能なオフローダーだ。 - ■空冷4ストロークOHC2バルブ単気筒
- ■排気量:123cc
- ■最高出力:6.7kW(9.1PS)/6250rpm
- ■最大トルク:11N・m/4750rpm
- ■車両重量:118kg
- ■シート高:800mm
- ※スペックは2024年モデル
中古車相場価格:27万8000円~66万円
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- YAMAHANMAX155
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走る楽しさマシマシのニューモデル
電子制御によって変速比を任意で変更できるヤマハ独自のシステム「YECVT」搭載の注目モデル。ボタン操作によるシフトダウン機能を備えており、追い抜き時に加速したり下り坂でエンジンブレーキのような減速をしたりとギア付きバイクのような操る楽しさを得られる。また、駆動系の変速マップ切り替えによる燃費考慮の「Tモード」とスポーツ走行を楽しむ「Sモード」を搭載し、状況に応じて車両の特性を変化させる柔軟性も持ち合わせている。
中古車相場価格:19万9700円~40万7000円
- ■水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
- ■排気量:155cc
- ■最高出力:11kW(15PS)/8000rpm
- ■最大トルク:14N・m/6500rpm
- ■車両重量:135kg
- ■シート高:770mm
- ※スペックは2025年モデル
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