
新生活に相応しい新しい相棒(バイク)を探しているライダー&ライダー予備軍の頭を悩ます魅惑の新型車両たち。満を持して登場した完全新規のモデルもあれば、改良に改良を重ねて熟成されたベストセラーバイクもある。
実際には今回紹介する8台以外にも数多くのバイクがモデルチェンジを受けて発売しており、2025年は悩み多き一年になりそうな気がしてならない。
発表から約一年、いよいよ公道へ
フルカウルのニンジャハイブリッドも同時発売

- KAWASAKIZ7ハイブリッド
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2024年のモーターサイクルショーで発表され、発売が延期になっていた世界初のストロングハイブリッドバイクがついにデビュー。
「SPORT-HYBRID」モードではエンジンとモーターのパワーを最大限発揮して700ccクラスレベルの高出力になり、「ECO-HYBRID」モードなら250ccクラス並みの好燃費を叩き出す。更に5秒間の瞬間加速を行う「e-ブースト」モード時では1000ccスーパースポーツ並みの加速性能を発揮するという化け物っぷり。
電子制御6速ATが採用されているためクラッチおよびシフト操作不要。AT免許で乗れる。
新車価格:184万8000円
- ■水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒
- ■排気量:451cc
- ■最高出力:51kW(69PS)/10500rpm
- ■最大トルク:60N・m/2800rpm
- ■車両重量:226kg
- ■シート高:795mm
- ※スペックは2025年モデル
編集部のおすすめ
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- YAMAHAMT-07 Y-AMT
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クラッチ&シフト操作不要のネイキッド
ついに07にもY-AMT(電子制御トランスミッション)が搭載され、AT限定大型自動二輪免許での運転が可能になった。
4世代目となる今モデルでは、サスペンションやブレーキ、ホイールなど足廻りの強化とフレームの剛性アップでハンドリング性能を向上させただけでなく、電子制御スロットルの採用によって、よりコントローラブルなマシンとなった。
外観はモノアイ風だった前作から大きく変更され、シャープな雰囲気の鉄騎馬感のあるデザインに。
中古車相場価格:45万9000円~109万8000円
- ■水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒
- ■排気量:688cc
- ■最高出力:54kW(73PS)/8750rpm
- ■最大トルク:68N・m/6500rpm
- ■車両重量:187kg
- ■シート高:805mm
- ※スペックは2025年モデル
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- HONDAPCX
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より上質なオーラを纏った新型登場
発売以来ベストセラー街道爆進中のシティコミューターが4年ぶりのモデルチェンジ。
性能面での変化は無いが、新形状のヘッドライトはスポーツモデルCBRを彷彿とさせる2眼タイプが採用されてよりスポーティーに。
他にテールランプやシート表皮など各部のブラッシュアップによってラグジュアリー感を増している。
さらにハンドルバーが剥き出しだったステアリング周りはカバーが装着されたことにより質感アップ。文字通り隙のない一台に仕上がっている。
中古車相場価格:12万1200円~39万8000円
- ■水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
- ■排気量:124cc
- ■最高出力:9.2kW(12.5PS)/8750rpm
- ■最大トルク:12N・m/6500rpm
- ■車両重量:133kg
- ■シート高:764mm
- ※スペックは2025年モデル
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- SUZUKISV650
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激シブなNEWカラー
昨今では貴重な丸目ヘッドライトを装備するオーソドックスなスタイルと、初登場から26年目を迎える熟成の進んだミドルクラスのVツインエンジンを併せ持つ万能タイプのスポーツネイキッド。
2025年モデルはカラーチェンジのみとなったが、今までと雰囲気を大きく変えるゴールド✕グリーンのモデルとフレームまで青く染められた全身ブルーのモデルに注目。
両カラーともフレームとホイールが同色となり、高級感とこだわり感が増している。
中古車相場価格:39万3900円~82万5000円
- ■水冷4ストロークDOHC4バルブV型2気筒
- ■排気量:645cc
- ■最高出力:53kW(72PS)/8500rpm
- ■最大トルク:63N・m/6800rpm
- ■車両重量:199kg
- ■シート高:785mm
- ※スペックは2025年モデル
CBのナナハンが令和に降臨
ミドルクラスネイキッドの新星

- HONDACB750ホーネット
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海外では2023年から販売されていたモデル。これまで日本未導入だったものの、今回のモデルチェンジを機に待望の国内販売がスタートした。
かつてのミドルクラスホーネット(600cc)は4気筒だったが新型はパラツイン。同クラスのライバルと比較するとかなり高出力に仕上げられており、軽量な車体と相まって運動性能はトップクラス。扱いやすい車格と足着き性のよさもあり、ビギナーでもそのパフォーマンスを存分に楽しめそうだ。
価格は驚きの税込100万ちょっとだが、各種電子制御もしっかり装備されており、破格のナナハンが爆誕したといえよう。
新車価格:103万円~104万円
- ■水冷4ストロークOHC4バルブ並列2気筒
- ■排気量:754cc
- ■最高出力:67kW(91PS)/9500rpm
- ■最大トルク:75N・m/7250rpm
- ■車両重量:192kg
- ■シート高:795mm
- ※スペックは2025年モデル
編集部のおすすめ
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- YAMAHAテネレ700
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ライダーの冒険心を刺激する
テネレとはアフリカ大陸にある砂漠の名称。世界一過酷と言われるパリ・ダカールラリーで勝つために生まれたマシンに「XT600 Ténéré」の名が与えられたのが初出(1983年)。
残念ながら2022年を最後にヤマハはラリーから撤退してしまったが、現行車はそのスピリッツを受け継ぐビッグオフローダーとして存在価値を高めている。
2025年モデルでは新たに電子制御スロットルとオン/オフ切り替え可能なトラクションコントロールを装備。
中古車相場価格:95万7000円~159万8000円
- ■水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒
- ■排気量:688cc
- ■最高出力:54kW(73PS)/9000rpm
- ■最大トルク:69N・m/6500rpm
- ■車両重量:208kg
- ■シート高:875mm
- ※スペックは2025年モデル
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- HONDAレブル250 Eクラッチ
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お気軽バイクが更にイージー化
クラッチ操作不要なホンダ独自のシフトチェンジシステム「E-Clutch」が搭載された新型レブル。
クイックシフターとは違って半クラ操作を電子制御で行うため、発進時や停止時にもクラッチ操作不要の超お気楽バイクへと進化した。また、シフト操作ミスによるエンストも無縁となることから立ちゴケの心配も無くなり、本来の足着き性の良さと相まってより安心して旅に出ることができる。
他にはハンドル形状とシート素材が変更され快適さが増した。
中古車相場価格:44万8000円~168万5000円
- ■水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
- ■排気量:249cc
- ■最高出力:19kW(26PS)/9500rpm
- ■最大トルク:22N・m/6500rpm
- ■車両重量:174kg
- ■シート高:690mm
- ※スペックは2025年モデル
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- YAMAHATMAX560
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世界中で愛されるATスポーツの代表格
初登場からすでに24年が経過した唯一無二の存在であるマキシスクーター。
スクーターでありながあらスポーツモデルに匹敵する運動性能がセールスポイント。新型はポジションランプ内蔵タイプのヘッドライトを採用し、外観が大きく変更された。
走りの部分ではコーナリングABSが新たに加えられているのも見逃せない。上位モデルとなる「Tech MAX」は電動スクリーンやグリップ&シートヒーターなどを装備したラグジュアリー版となる。
中古車相場価格:114万円~154万8000円
- ■水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒
- ■排気量:561cc
- ■最高出力:35kW(48PS)/7000rpm
- ■最大トルク:55N・m/5250rpm
- ■車両重量:219kg
- ■シート高:800mm
- ※スペックは2025年モデル