
バイク選びで重要なのは自分のライフスタイルに合っているものを選ぶこと。通勤通学メインで超重量級バイクは大変だし、ツーリングを楽しみたいのに原付きでは高速道路に乗れなくてストレスが溜まるかもしれない。そんなときは普通自動二輪を選んでみてはどうだろう。絶対的なパワーは無いが、街乗りから遠出までバランス良く使えるバイクが数多くラインナップされているぞ。
400Xの後継車両
新時代のオールラウンドモデル

- HONDANX400
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オンロード主体のクロスオーバーモデル「400X」が、アドベンチャーバイク的な雰囲気のスタイルへと変貌を遂げた。フレームやエンジンなど車体を構成するパーツの大部分に変更はないが、スマホ連動型の大型液晶メーターやトラクションコントロールが追加された。19インチのフロントタイヤは路面追従性が高いだけでなく、ギャップの乗り越えが楽になり、快適性や扱いやすさを重視されがちな現代のバイク事情にピッタリだ。見た目以上に足つき性が良く、ポジションにもクセがないから乗りやすい。次期教習車として登場予定なのも頷ける出来栄えだ。
中古車相場価格:84万9000円
- ■水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒
- ■排気量:399cc
- ■最高出力:34kW(46PS)/9000rpm
- ■最大トルク:38N・m/7500rpm
- ■車両重量:196kg
- ■シート高:800mm
- ※スペックは2024年モデル
編集部のおすすめ
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- KAWASAKIニンジャ400
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スポーツ400ではトップクラスの人気
400ccとしては軽量な部類で、シート高の低さもあって非常に扱いやすい。単純な人気だけなら「ニンジャ250」の方が上かも知れないが、同じ車体(フレーム・足廻り等)を使いながらもパワーは15馬力アップ、重量はわずか1kg増加のみとスペックでは400が圧倒しているのがわかる。250cc譲りのフロントサスペンションやフロントブレーキなどはワンランク上の装備が欲しくなる場面もあるが、実用レベルでは不安を感じることは少ないだろう。
中古車相場価格:21万6200円~84万6800円
- ■水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒
- ■排気量:398cc
- ■最高出力:35kW(48PS)/10000rpm
- ■最大トルク:37N・m/8000rpm
- ■車両重量:167kg
- ■シート高:785mm
- ※スペックは2023年モデル
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- SUZUKIVストローム250SX
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小排気量で冒険するならコレ
ジグサー250でその実力が認められているスズキの油冷単気筒を搭載し、軽量パワフルなアドベンチャーとしてビギナーからベテランまで幅広い支持を得ている。ビッグバイクに勝るとも劣らない大柄ボディの持ち主ではあるが、コンパクトなエンジンを活かしたスリムな車体とフルカウルスポーツと同程度の軽さが相まって操作感は良好。足つき性で敬遠するライダーも少なくないが、アフターパーツでローダウンキットも出ているので対策は可能だ。
中古車相場価格:45万9900円~54万9900円
- ■油冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
- ■排気量:249cc
- ■最高出力:19kW(26PS)/9300rpm
- ■最大トルク:22N・m/7300rpm
- ■車両重量:164kg
- ■シート高:835mm
- ※スペックは2023年モデル
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- YAMAHAXMAX
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今年5月に4色のニューカラーが登場
2023年に初のモデルチェンジが行われ、細部にわたるブラッシュアップでより質感が高いスタイルを手に入れた新型。車体寸法や出力などは前モデルとほぼ同等ではあるが、スマートフォンと連動できるTFTフルカラー液晶ディスプレイや、各灯火類のLED化で所有感が高められている。また、シート形状変更による足つき性を高めたりシート下スペースの形状見直したりなど実用面も向上。ヤマハMAXシリーズの中核を成すに相応しいモデルだ。
中古車相場価格:39万7000円~69万9000円
- ■水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
- ■排気量:249cc
- ■最高出力:17kW(23PS)/7000rpm
- ■最大トルク:24N・m/5500rpm
- ■車両重量:181kg
- ■シート高:825mm
- ※スペックは2024年モデル
気軽に味わえるスズキスポーツの看板「GSX」
新車価格が安いのも魅力的

- SUZUKIGSX250R
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今春登場した2024年モデルでは、GSXシリーズのアイコンとも言える縦2灯タイプのLEDヘッドライトを手に入れた。ボディカラーは従来同様の4色展開、エンジンスペックなども踏襲しているため大きな変化とは言えないものの確実に成熟度は増した。GSXの名に恥じない精悍なルックスに、低速からしっかりトルク感を味わえる力強いエンジンの組み合わせは、小排気量スポーツツアラーとして確固たる地位を築いており、見た目以上に楽なポジションやガソリン満タンで500km近く走れる低燃費と相まって、多くのライダーに支持されている。
中古車相場価格:19万6200円~78万1000円
- ■水冷4ストロークOHC2バルブ並列2気筒
- ■排気量:248cc
- ■最高出力:18kW(24PS)/8000rpm
- ■最大トルク:22N・m/6500rpm
- ■車両重量:181kg
- ■シート高:790mm
- ※スペックは2024年モデル
編集部のおすすめ
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- ハスクバーナスヴァルトピレン250
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解き放たれた黒い矢
ハスクバーナの人気ナンバーワンバイク。現在は799ccと399ccを含む計3機種がラインナップされており、個性的なボディラインにワイルド感のあるオフロードテイストがプラスされた唯一無二の存在で注目のモデルだ。2024年のアップデートでは完全新作のトレリスフレームに加え、より軽量になった単気筒エンジンやアルミ製スイングアームなどで走りの面も強化。ショートタイプになったサイレンサーで見た目も大きく変化している。
中古車相場価格:39万9900円~69万8000円
- ■水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
- ■排気量:249.1cc
- ■最高出力:23kW(31PS)/9500rpm
- ■最大トルク:25N・m/7500rpm
- ■車両重量:154kg(ガソリン除く)
- ■シート高:820mm
- ※スペックは2024年モデル
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- YAMAHAYZF-R15
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YZF-RシリーズのDNAを受け継ぐ
ミドルクラス「YZF-R7」そっくりなデザインというだけで十分に魅力的だが、それ以上に走りを支える各種装備が素晴らしい。大型バイクで定番のトラクションコントロールシステムや、クラッチ操作が軽くなり快適な走行性をサポートするアシストスリッパークラッチ、扱いやすいパワー特性を引き出す可変バルブタイプのエンジンなど、このクラスには少々贅沢かな?と思える機能が満載。オプションのクイックシフターを装備すればまさに敵無し。
中古車相場価格:17万8000円~56万1000円
- ■水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒
- ■排気量:155cc
- ■最高出力:14kW(19PS)/10000rpm
- ■最大トルク:14N・m/7500rpm
- ■車両重量:141kg
- ■シート高:815mm
- ※スペックは2023年モデル
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- HONDACB250R
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超重量ネイキッド
オンロードスポーツ250ccでは世界を見渡しても最軽量クラス。ライバルネイキッドより20kg近く軽い車体はこのバイクの大きな武器で、高回転まで気持ちよく吹け上がる単気筒エンジンとの組み合わせによって抜群の加速感を楽しむことができる。王道ネイキッドらしい丸目ヘッドライトにエッジの効いたガソリンタンクとフェンダーレス風のショートテールを組む合わせており、欧州のトレンドを意識した現代的なスタイリングにそそられる。
中古車相場価格:27万8000円~57万8000円
- ■水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒
- ■排気量:249cc
- ■最高出力:20kW(27PS)/9500rpm
- ■最大トルク:23N・m/7750rpm
- ■車両重量:144kg
- ■シート高:795mm
- ※スペックは2022年モデル