今回の特集は「性能は大事だけど見た目はもっと大事?」!

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2021.08.19 UP

歴史と伝統を味わう ネオクラ&ヘリテイジモデル

性能は大事だけど見た目はもっと大事?

最近のバイクはアグレッシブで押しが強いデザインが増えた。でもやっぱり 丸いヘッドライトが一番かっこいい!と思っているライダーはアラフィフ確定?昔は良かったとノスタルジックな気分に浸るのも悪く無いが、昨今は往年のデザインを現代風にアレンジした「ネオクラシック(懐かしくて新しい)」や「ヘリテイジ(伝統)」と呼ばれる名車が続々登場しているのだ。

見た目はクラシック、中身は最新

ホンダが本気で覇権を取りに来たかも

HONDA:GB350
HONDAGB350

あまりにオーソドックスなスタイル過ぎて驚いた最新ネオクラモデル。

車両の発表直後から注文が殺到し、あっという間に納車数ヶ月待ちの人気車種となった。一見ヤマハ「SR400」のようなシンプルな作りに見えるものの、その中身はハイテク装備の塊で、LEDの灯火類はもちろん、トラクションコントロールはおろか、シフトダウン時のショックを軽減する"アシストスリッパークラッチ"まで装備している最新鋭。単気筒らしいトルク感を味わえるが、エンジンの振動は少なめで男女問わずにお勧めできる。まだしばらくは品薄状態が続きそうだ。

メーカー希望小売価格(税込)55万円

  • ■空冷4ストロークOHC2バルブ単気筒
  • ■排気量:348cc
  • ■最高出力:15kW(20PS)/5500rpm
  • ■最大トルク:29N・m/3000rpm
  • ■車両重量:180kg
  • ■シート高:800mm
  • ※スペックは2021年モデル

編集部のおすすめ

  • SUZUKI:カタナ
    SUZUKIカタナ

    名刀、ここに蘇り

    名車を再現するのではなく、新しい解釈でその存在価値を与えられた新型カタナ。現代に蘇った切れ味抜群のデザインは、初代モデルをうまくアレンジしており、カタナらしさは健在だ。また、初代は"曲がらない止まらない"と酷評(それも味だった)されていたが、今作は「GSX-S1000」をベースに選んだことで、扱い易くてクセのないスポーツバイクへと昇華した。デザイン優先のため、燃料タンク容量が12リットルしか無いのはご愛嬌。

    中古車相場価格:93万6,200円~189万円

    • ■水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
    • ■排気量:998cc
    • ■最高出力: 109kW(148PS)/10000rpm
    • ■最大トルク:107N・m/9500rpm 
    • ■車両重量:215kg
    • ■シート高:825mm  ※スペックは2021年モデル
  • YAMAHA:XSR700
    YAMAHAXSR700

    最新技術+歴史=ワクワク

    シャープなデザインが目を引く「XSR700」は、ミドルネイキッド「MT-07」の車体にクラシック外装を乗せただけ…と思われがち。実際にはポジションや装着タイヤの違いによって、思った以上に乗り味が違う。優等生タイプのMTに比べると、ややクセがあると感じるかも知れないが、乗車姿勢はこちらの方がゆったり気味。ちなみにヤマハではXSRをネオクラシックでは無く"オーセンティック(正統・本物等の意)スポーツ"と呼ぶ。

    中古車相場価格:69万円~104万5,000円

    • ■水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒
    • ■排気量:688cc
    • ■最高出力: 54kW(73PS)/9000rpm
    • ■最大トルク:68N・m/6500rpm
    • ■車両重量:186kg
    • ■シート高:835mm  ※スペックは2021年モデル
  • KAWASAKI:W800
    KAWASAKIW800

    ファイナルですと言いつつちゃっかり復活

    ストリートバイクブーム時に発売された「エストレヤ」の兄貴分として1999年に登場した「W650」。その後排気量を800に上げて人気を博したものの、排ガス規制の影響で2016年に生産終了。しかし2019年に再び登場して我々ファンを喜ばせてくれたのは記憶に新しい。新型は前後ディスクブレーキ(旧型はリアドラム)でABS付き。足回りを強化し出力も向上、ETC標準装備など、見た目は似ていても性能は進化している。

    中古車相場価格:49万8,000円~110万円

    • ■空冷4ストロークOHC4バルブ並列2気筒
    • ■排気量:773cc
    • ■最高出力:38kW(52PS)/6500rpm
    • ■最大トルク:62N・m/4800rpm 
    • ■車両重量:226kg
    • ■シート高:790mm  ※スペックは2021年モデル

憧れのZが新車で乗れる?

カスタム業界も沸いた人気すぎるネイキッド

KAWASAKI Z900RS:TMAX560
KAWASAKIZ900RS

ツーリング先で見かけない日は無いほど人気車種となった現代版"Z"。

デビュー時はリア2本サスじゃないとか、4本出しマフラーじゃないとか言われたものの、今はどこ吹く風。用品メーカーが様々なカスタムパーツをリリースしたことから、スタイリングや性能面の不満はほぼ解消された。往年の"Z"好きだけでなく、若年層にもファンが拡大していることからも、このバイクの魅力が親(Z1)の七光で形成されているワケではないのがお分かりいただけるだろう。ちなみにカワサキには珍しくライムグリーンの設定が無い。(CAFEタイプにはある)

中古車相場価格:125万円~238万8,000円

  • ■水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
  • ■排気量:948cc
  • ■最高出力:82kW(111PS)/8500rpm
  • ■最大トルク:98N・m/6500rpm
  • ■車両重量:215kg
  • ■シート高:800mm ※スペックは2021年モデル

編集部のおすすめ

  • TRIUMPH:スピードツイン
    TRIUMPHスピードツイン

    100年を超える歴史が紡ぐスタイル

    「ボンネビル」に代表される伝統的な英国スタイルを保ちつつも、性能面で突き抜けたパフォーマンスを誇るのがこの「スピードツイン」。2021年モデルでは倒立フォークを採用し、出力アップとともに大幅なアップデートが行われた。見た目重視のネオクラシック系の中ではトップクラスのエンジン出力を誇るだけでなく、走行モードセレクト機能や電子制御スロットルなどの装備も充実しており、下手なスポーツバイクよりもスポーツできる一台。

    中古車相場価格:124万9,000円~169万円

    • ■水冷4ストロークOHC4バルブ並列2気筒
    • ■排気量:1200cc
    • ■最高出力:74kW(100PS)/7250rpm
    • ■最大トルク:112N・m/4250rpm
    • ■車両重量:217kg
    • ■シート高:809mm ※スペックは2021年モデル
  • HONDA:CB1100
    HONDACB1100

    現在新車で買える唯一の空冷4気筒

    1968年に登場し、世界を驚かせた「CB750Four」の伝統を受け継ぐホンダのビッグネイキッド。令和の今、世界でも類を見ない空冷4気筒エンジンを搭載し、美しい冷却フィンが刻まれたシリンダーや、ラジエターを持たないシンプルな見た目がライダーの心を惹きつけてやまない。そしてエンジンに負けずと作り込まれた各部のパーツ類やその乗り味はまさに"大人"のバイク。日本の風景に溶け込むその佇まいと共に旅してみよう。

    中古車相場価格:54万8,000円~115万9,000円

    • ■空冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒
    • ■排気量:1140cc
    • ■最高出力:66kW(90PS)/7500rpm
    • ■最大トルク:91N・m/5500rpm
    • ■車両重量:256kg
    • ■シート高:785mm ※スペックは2021年モデル
  • YAMAHA:SR400
    YAMAHASR400

    不朽の名作も生産終了で価格高騰?

    ネオクラシックではなく、43年間同じ形で生きながらえた真のクラシックバイク。カフェレーサーブームやストリートバイクブーム、トラッカーブームなど幾多の流行にもアジャストしてきた懐の深さは、そのシンプルなデザインと単純な構造、手頃な中古価格によるところが大きいだろう。高年式の中古車はノーマル車や状態の良いものも多いが、発売以来40年以上経過しているため、粗悪なものや車検に苦労するものもあるので注意が必要だ。

    中古車相場価格:23万5,000円~200万円

    • ■空冷4ストロークOHC2バルブ単気筒
    • ■排気量:399cc
    • ■最高出力:18kW(24PS)/6500rpm
    • ■最大トルク:28N・m/3000rpm 
    • ■車両重量:175kg
    • ■シート高:790mm ※スペックは2021年モデル

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