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2024.04.19 UP
TOKYO MOTORCYCKE SHOW 51th:国内メーカー編

2ヶ月に渡って36ブランド72モデルの車両を掲載!圧倒的なボリュームで最新バイク事情丸わかり
春の風物詩、国内最大級となるバイクの祭典が今年も開催された。
出展企業は昨年を上回り過去最多となる173社で、会場内に展示された車両台数はなんと619台。今年は内容を増量して車両メーカーを中心に、ショーの魅力をたっぷりとお届けしよう。
HONDA
日本初公開モデルが7機種も登場し、今回もショーの中心的なブースだったホンダ。
プレミア公開モデルが無かったのは少々残念だが、有名アニメとのコラボ企画や、レース車両の展示などで大変な賑わいを見せていた。
HORNET1000
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開発コンセプトである「Street Fighter NEW CB1000 HORNET」の名が示す通り攻撃的なシルエットで新登場。
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特徴的なカウルはプロジェクタータイプのLED×2+デイタイムライト装備で迫力満点。
- 発売日:2024年内予定
- 価格:未発表
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- GB350C
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前後ディープフェンダーとキャブトン風マフラー、ボディ同色のフロントフォークカバーや厚みのあるセパレートタイプのシートが1950~60年代を彷彿とさせるGB350の派生モデル。本格的なクラッシック風の外観は今年一番のヒット作になりそうな予感がする。
- 発売日:2024年内予定
- 価格:未発表
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- NX400
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普通免許で楽しめるクロスオーバーモデル。長くファンに愛された400Xの後継モデルとなり、よりオフロード色が強められた。ちなみに2024年からはNX400が新たな教習車(普通二輪免許)となることから、扱いやすいモデルだと言えよう。
- 発売日:2024年4月18日
- メーカー希望小売価格:891,000円(税込)

- CBR1000RR-R
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MotoGPでのお馴染みの空力パーツ・ウィングレットを装備して外観一新した2024年モデル。
二輪車初となる2モーター式の電子スロットルを採用するなど操作性がさらに向上した。- メーカー希望小売価格:2,486,000円(税込)
先進の電子制御クラッチシステム「Honda E-Clutch」採用モデルが2機種登場
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- CB650R
ヘッドライトとテールカウルがよりシャープな形状になりスポーツテイストアップ。ネオレトロ系デザインを踏襲しつつ、各パーツのアップデートで高級感が増した印象だ。
- 発売日:2024年内予定
- 価格:未発表
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- CBR650R
サーキットよりもツーリングやワインディングに適した実用的なパッケージで人気。2024年モデルの新型カウルはレーシングテイストが加味されたスポーティーなものになった。
- 発売日:2024年内予定
- 価格:未発表

- E-Clutchとは
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E-Clutchとは、クラッチ操作は電子制御(自動)、変速はライダー側で行うシステム。
クラッチレバー操作なしで発進・変速が可能になる。
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- SC e:Concept
- 二人乗りもできる原付二種相当の電動バイクで、交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」をシート下に2個搭載。コンセプトモデルだが、将来の市販化に期待がかかる。
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- CRF1100L アフリカツインAdventure Sports ES
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3月にモデルチェンジしたばかり。新たに採用された5段階調整式のアジャスタブルスクリーンと、前後チューブレスタイヤでツーリング性能がより高められた
- メーカー希望小売価格:1,947,000円(税込)
映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」コラボ展示にワクワク

ガンダムシリーズ最新映画の劇中に登場した「Gold Wing Tour」と「HAWK 11」を主人公キラ・ヤマトとヒロインのラクス・クラインのパネルと共に展示。
バイクファンだけでなく多くのガンダムファンが記念撮影を行っていた。
YAMAHA

ヤマハを代表する3つのカテゴリー「Rシリーズ(R/WORLD)」「MTシリーズ(The Dark side of Japan)」「XSRシリーズ(FASTER SONG)」の世界観を巨大パネルと共にたっぷり魅せる内容だった。
80年代の熱すぎるレースシーンが蘇る フルカウル版XSRが市販バージョンで遂に登場
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- YAMAHA:XSR900GP(ワイズギア外装キット装備車)
- 1980年代の名車「FZ400R」イメージのカラー外装を装備したカスタム車両にはアンダーカウルが追加されておりフルカウル仕様となっている。
マフラーはアクラボヴィッチ製品が追加装備され、レーシーなイメージUPに一役買っている。
「RZV500R」イメージの別カラー版も発売予定だ。
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- XSR900GP
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GPの名のとおりグランプリマシン「YZR500」をオマージュして作られたヤマハ渾身の注目作。ヘッドライトやテールランプなどの灯火類は極小にデザインされており、その佇まいからはレーサーらしさをビンビンに感じられる。ベースとなったXSRからバージョンアップされている箇所も多く、気合の入りまくった今年注目の一台だ。
- 発売日:2024年夏以降予定
- 価格:未発表
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- XSR125(カスタムパーツ装着車)
- 人気の原付二種をワイズギアのパーツでカフェレーサー風にカスタム。ビキニカウルやカスタムシートをはじめとしたドレスアップパーツ各種装備でここまでイメージが変わる。マフラーはアクラボヴィッチ社のフルエキゾーストを採用。カスタムパーツの総額は319,440円(税込)だ。
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- MT-10
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「The King of MT」の象徴とも言えるLED二灯ヘッドライトを使ったフロントフェイスは今なお健在。現行は2022年のモデルチェンジで各部がアップデートされた。写真は新色となるダークグレー。
- メーカー希望小売価格:1,925,000円(税込)
MT-09
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ライディングポジションの見直しだけでなく、それによるサスペンションの設定変更や各部の剛性見直しで、より人馬一体感を味わえるようになった2024年モデル。10年の節目を迎え、ヘッドライト回りを中心にデザインを一新。まさに鉄の騎馬といった様相である。
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ヘッドライトは新設計の小径LEDを採用した新規造形に。合わせてワイヤーの取り回しやホーン位置なども変更し、よりシャープなイメージを得た。
- メーカー希望小売価格:1,254,000円(税込)
電動バイク(EV)は市販車とレーサーの2台を展示
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- E01
- 原付二種クラスのEVコミューターだが、市販されておらず現在は実証実験の真っ最中。希望者には3ヶ月間のリースを行っており5月5日まで貸し出し受付中(全国で70名)だ。興味があるなら応募してみよう。
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- TY-E 2.2
- 2023年の全日本トライアル選手権でシリーズランキング3位を獲得した黒山健一選手が操る電動レーサー。競技の世界で培った電子制御技術は市販車へとフィードバックされ、ヤマハEVの未来へとタスキを繋ぐ。
電動バイクメーカー PART1
日本ではまだまだ発展途上に思える電動バイクだが、世界ではすでに数多くの製品がリリースされている。今年も新規ブランドや新製品が紹介しきれないほど多数登場していた。
個人的に気になったモデルを誌面の許す限りピックアップしてお届けしたい。
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- TROMOX(トロモックス)MINO-B
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前後12インチのタイヤを持つ原付一種カテゴリーで車両重量はわずか76kg。シート高は710mmとミニマムなパッケージでホンダのモンキー125より一回り小さい、充電満タンで航続距離は60km前後。
- メーカー希望小売価格:329,800円(税込)
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- GOWOW(ゴーワオ)ORI
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EVらしさ溢れる革新的なスタイルを持ち、電池やパワーユニットを格納する心臓部は水没にも負けないIPX7という高い防水性を誇る。本気でダートにのめり込める性能を持つ類まれなるオフロードバイクだ。
- メーカー希望小売価格:1,210,000円(税込)
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- FERO(フェロー)FW-03
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どこかで見たようなデザインだが、おもちゃ感覚で街乗りからオフロード走行までガンガン遊べる手軽さとパワフルな動力部がウリ。最高速度80km/h、航続距離は驚きの160kmとかなり実用的に仕上がっている。
- メーカー希望小売価格:682,000円(税込)
SUZUKI

「JOY! FUN! SUZUKI!」を出展テーマに、バイクと人が感じる喜び、嬉しさ、楽しさ、面白さを会場全体で表現。
見るだけでなく触れたり体験できたりする展示が目を引く内容だ。
ショー会場限定SUZUKIグッズの販売コーナーも盛況だった。
広大なスペースには1月に発売されたばかりの新型車を中心に、カテゴリーごとに世界観をイメージした装飾が施されていた。
2022年涙のMotoGP撤退から2年、スズキのレース復帰に歓喜!

- GSX-R1000R ヨシムラ SERT EWC CN仕様
- 2024年7月の鈴鹿8時間耐久レースに参戦する新型GSX-R1000Rは、バイオ燃料をはじめとしたサステナブル素材を使用した環境配慮型のレースマシンだ。外装に使用されているカーボンをはじめとした樹脂パーツやタイヤ、バッテリーなどに再生素材採用し、実験的クラスとして設定される「エクスペリメンタルクラス」でその有志を披露する。

- GSX-8R
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昨年のEICMAで発表され、満を持して国内に登場したミドルクラスのフルカウルスポーツ。ネイキッド版GSX-8Sと意匠を共にする縦2連LEDヘッドライトを巧に取り入れたフェイスデザインが秀逸。
- メーカー希望小売価格:1,144,000円(税込)

- Vストローム800DE
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新色マットスティールグリーンメタリックを纏った2024年モデルは戦闘機のようなミリタリーっぽさを感じる魅惑的なモデル。基本スペックには変更なし。
- メーカー希望小売価格:1,320,000円(税込)
GEX-S1000GX
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4気筒ビッグバイクらしさ溢れる滑らかなエンジンフィーリングを存分に楽しめるクロスオーバーモデル。電子制御サスペンションをはじめとした高度な電子制御機構が多数盛り込まれたGSX-Sシリーズのフラッグシップモデル。
メーカー希望小売価格:1,991,000円(税込) -
もはやツーリングの必需品、純正オプションの樹脂サイドケースセットは左右とも35リットルの大容量。
ボディカラーに合わせた化粧パネル(別売)も用意されており、純正ならではのコーディネートもバッチリだ。取り付けに必要なパーツ合計:149,050円(税込・工賃別)
スズキお得意の面白体験コーナーも

大型ビジョンに映し出される流れる背景と大型扇風機で風を浴び、さながら走行中に見える写真や動画が撮れるフォトスポットは家族連れにも大人気。
海外メーカーブースで発見!驚きのモデルとピックアップ
普段なかなかお目にかかれない凄いバイクが見られるものモーターサイクルショーならでは。
雑誌やWEBで見たことはあっても、実物を見ると思わずため息が出るほどに魅力的だった。
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- BOSSHOSS(ボスホス)ZZ4
- その排気量は驚愕の5730cc!4輪車用のV型8気筒エンジンを搭載するカスタムメイド的なアメリカのバイクで、その重量は500kgをゆうに超えるモンスター級だがバイクとして普通に走れるのが凄い。他を圧倒する最強パワーに魅せられたファンも多く、日本でもオーナーズグループが存在している。
- メーカー希望小売価格:応相談
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- VYRUS(ヴァイルス)988Alyen(エイリアン)
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元ビモータのエンジニアが2001年に立ち上げたイタリアのメーカーが世界限定20台で製作したスペシャルモデル。特徴的なハブステアシステムをはじめ、独自の機構が満載でまさに唯一無二の存在。その価格はなんと2,000万円超えと高級四輪車並みだ。
- メーカー希望小売価格:22,800,000円(税込)
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- URAL(ウラル)Gear Up Expedition
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側車の取り外しができないサイドカーはトライク同様の普通(四輪)免許が必要となるが、このギアアップはまさにそれ。側車のタイヤにも動力が伝わるため悪路の走破性が高い。軍用車から始まったブランドだけあってそのタフネスぶりが光る。
- メーカー希望小売価格:4,972,000円(税込)~
KAWASAKI

時代の先端を捉え、ガソリン車だけでなく次世代のバイクを提案し続けるカワサキは、市販予定車両5モデルを展示。
若年層ライダーから往年のファンまで、多くの来場者から熱視線を浴びていた。
電脳バイクメーカーとしてのセカンドシーズン到来 EVだけでなくハイブリッドバイクもスタンバイだ
Z7 Hybrid
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モーターだけで走ることも可能なストロングハイブリッドの量産車は世界初。451cc並列2気筒エンジンにトラクションモーターと大容量の駆動用バッテリーを搭載し、「スポーツ」「エコ」「EV」と3種の走行モードを備えている。エコモードなら燃費は250cc並みに、スポーツモード+加速装置「e-boost」を使用すればリッターバイクを凌駕するほどの加速が可能だ。
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クラッチレバーもなければ右ステップ部にはシフトペダルも見当たらない。シフトチェンジは手元のボタン操作で行う電子制御6速オートマチックトランスミッションとなっている。他にもボタンひとつで後退ができるウォークモードの搭載やアイドリングストップ機能を有するなど、新しい時代を拓くスーパーネイキッドの誕生だ。
- 発売日:2024年6月15日
- メーカー希望小売価格:1,848,000円(税込)
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- Z-e1
- ハイブリッドと並ぶように展示されていた2024年1月発売の電動Zは、Z400ベースだけであってボディはコンパクト。マフラーが無いスタイリングに違和感を覚えなくもないが、見慣れればスマートでスタイリッシュ。免許区分は原付二種となるため高速道路は乗れない。
- メーカー希望小売価格:1,012,000円(税込)
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- ELIMINATOR PLAZA EDITION
- USB-C電源ソケットと前後ドライブレコーダーを標準装備したカワサキプラザ専用モデル。スタンダードモデル比較でわずか55,000円アップとお買い得。ボディカラーは専用設定(2色)となる。写真のカラーはパールサンドカーキ。
- メーカー希望小売価格:869,000円(税込)
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- KLX230S
- 2020年に販売終了したオフロードモデルがついに復活。前モデルはアジアンバイクっぽさが色濃く残っていたが、モデルチェンジで精悍な顔つきと良好な足つき性を手に入れた。ABSをオフにすることもできるためオフロードをより一層楽しめることだろう。
- 発売日:2024年内予定
- 価格:未発表
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- KLX230SM
- 往年の人気車「Dトラッカー」を彷彿とさせるスーパーモタードバイクも国内導入が確定している。前後17インチ化されたホイール・タイヤだけでなく、フロントサスペンションは倒立式を採用。オフモデルのKLXとは明確な差別化が行われているようだ。
- 発売日:2024年内予定
- 価格:未発表
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- Z900RS YELLOW BALL EDITION
- 基本的にはスタンダードモデルと同じスペック同じ造形だが、カラーリングひとつでここまで印象が変わる。サイドカバー部にはZ1レプリカと言える900デザインのエンブレムを採用しているのが趣深い。+77,000円で手に入る愉悦がここにある。
- メーカー希望小売価格:1,562,000円(税込)
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- メグロS1
- W230の上位機種の位置付けだが、フレームやエンジンなどの車体構成は全く同じ。メッキ塗装のガソリンタンクやホワイトパネルのスピード&タコメーターをはじめとした各部の装飾に高級感を持たせ、よりクラシック色が強められている。
- 発売日:2024年内予定
- 価格:未発表
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- W230
- 昨年秋に発表されたクラシック系モデルは実質エストレヤの後継機種。KLX譲りのエンジンはクランクケースをクラシカルな形状に整えられており、Wシリーズの世界観を崩すことなくバイクの中央部で空冷単気筒であることを主張している。
- 発売日:2024年内予定
- 価格:未発表
電動バイクメーカー PART2
カワサキは現在2機種の電動スポーツバイクを販売しているが、世界では電動オフロードバイクが目立つ。
トルクフルなモーターの力を活かして荒地を力強く走破できるだけでなく、軽量で運動性能が高いからだ。今注目したい電動オフローダー3台を紹介しよう。
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- TALARIA MIRAI(タラリアミライ)XXX
- 原付一種カテゴリーで公道走行可能。エンジンブレーキの感覚に近い4段階調整機能付き「回生ブレーキ」を装備しており、減速時には充電も行う。日本における電動バイクレースがの第一人者「岸本ヨシヒロ」氏がプロデュースする期待の本格派EVだ。
- メーカー希望小売価格:580,000円(税込)
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- Surron(サーロン)Ultra Bee T
- 2020年に日本上陸を果たした電動オフロード専門メーカー。中でもウルトラビーはフルサイズの本格派で、最大出力12.5kWは250ccに相当する。なお写真のモデルにはオプションのモタードホイールキットが装着されている。
- メーカー希望小売価格:1,155,000円(税込)
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- NICOT(ニコット)eFOX
- 2014年創業のオフロードバイクを中心に製造するブランドが本格的に日本で始動。そのラインナップにはなんと2ストロークモデルまであるから驚く。電動のeFOXはAT限定普通二輪免許で乗れる公道走行可能なモデルで価格もかなり魅力的。
- メーカー希望小売価格:740,000円(税込)