沖縄県といえば、本土からの移住者が多い県として知られています。移住前に、移動手段はどうしようかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか?ここでは、これから沖縄に移住を考えている方に、「バイク通勤」と言う観点から沖縄の道路事情や注意点、おすすめのバイクを紹介していきます。
沖縄はバイクで通勤可能

沖縄といえば日本国内屈指のリゾート地として知られ、年間を通して多くの観光客が訪れる場所です。また、綺麗な海に囲まれて生活したいという本土からの移住者が多いのも沖縄県の特徴と言えます。
沖縄県にはモノレールはあるものの、日本で唯一電車が走っていない都道府県なので、車やバイクの所有率が非常に高くなっています。移住の際には車やバイクの購入が必須ですが、沖縄で仕事をする予定の方は基本的にバイク通勤が可能なので、車よりも費用面で優位なバイクの購入がおすすめです。
ここでは、沖縄県でバイク通勤を行う際の道路事情やおすすめ通勤用バイクを紹介していきます。
沖縄の道路事情

沖縄県に移住した場合、基本的な路線を覚えておけば、迷うこうなく目的地周辺まで辿り着くことが可能です。
最も有名な国道58号線は沖縄県南部エリアと北部エリアを結んでおり、「ゴッパチ」の愛称で呼ばれています。また、東海岸に沿って整備された国道329号線は沖縄南部と名護を結び、「サンニーキュー」の愛称がついています。
沖縄で渋滞する路線は決まっている

沖縄県といえば、車やバイクの所有率が高く、慢性的な渋滞が発生するイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
国道58号線や国道330号線は、朝夕の通勤ラッシュ時には通常の2〜3倍の通過時間を要する場合があります。そのため、前述の道路を利用するのであれば、時間に余裕を持って通勤する必要があります。通勤時に使う道路を事前に把握するようにしましょう。
朝夕のバス専用レーンに注意が必要

沖縄県の国道には、バス専用レーンと呼ばれる車線が設定されており、朝夕の通勤ラッシュの時間帯に左側1車線がバスのみ通行可能となります。
標識に記載された時間に通行してしまうと交通違反となり罰金の対象となるので注意が必要です。
沖縄の道路は二段階右折交差点が無い

大きな道路の交差点では、安全に走行できるように、二段階右折交差点が整備されていることが多いですが、沖縄に限っては二段階右折交差点がありません。
右折レーンの設置は稀なため、交差点で右折する際は周りの車や歩行者に十分に注意することをおすすめします。
沖縄のバイク通勤で気をつけたいポイント
スコールに対する備えが必要

天気予報が当たらないと言われる沖縄県だけあって、突然の強風や雷雨に見舞われる、いわゆるスコールに遭遇することがあります。
バイク通勤中にスコールになることも珍しくないので、晴れていてもレインウェアなどの雨対策をしておくことが必要です。
沖縄県民はスコールになった場合、陸橋などの下に避難して雨雲の通過を待つという対策をとる方も多いので、参考にしてみてくださいね。
走行中の転倒

沖縄でバイク通勤を行う場合に注意しておきたいポイントといえば、バイクの転倒です。
沖縄の道路は、強い日差しによってアスファルトが劣化するスピードが速いのに加え、海から飛んでくる塩が路面に付着し、滑りやすい路面になっています。雨の日に限らず、晴れの日も同様に転倒しないよう注意する必要があります。
駐輪場の確保も大切

沖縄は慢性的な交通渋滞が発生するため、バイクを通勤や買い物の手段にしている方が多いです。そのため、朝夕の時間帯は道路にバイクが並んで走る光景をよく目にします。
バイク通勤をする人が多いということは、バイクを購入する際に二輪駐車場を確保するのも大切になってきます。
那覇市中心部では多くの二輪駐車場が整備されていますが、郊外ではまだ少ないのが現状のため、郊外へバイク通勤する方は注意してください。
沖縄でバイクを買う場合のメンテナンス
海に囲まれた沖縄では塩害対策が必須

沖縄県で車やバイクを購入する場合、必ず塩害対策を行う必要があります。
最も簡単に行える塩害対策は洗車ですが、洗車の時間が無いという方は、バイクのガラスコーティングをしておくことがおすすめです。汚れを簡単に落とすことができ、コーティングされているので、塩がバイク本体に付着すぜに落とすことができます。
強い日差しによるバイクの劣化に注意が必要
通勤用のバイクにとって、塩害と並んで沖縄の強い日差しも大敵です。
沖縄の日差しは、道路や標識などの劣化を早めると同時にバイクの劣化も早めてしまうため、日陰を選んで駐車することをおすすめします。
特にプラスチックやゴムなどの素材を使用しているパーツは、車体と比較して劣化のスピードが早いことを覚えておきましょう。
沖縄のガソリン事情

毎日バイク通勤を行う人にとってガソリン代は気になる出費の1つではないでしょうか。
沖縄県はガソリン税の減税措置が適応されており、本土と比較して7円の減税となっています。
しかし、それでも本土よりも沖縄のガソリン単価の方が高いです。
沖縄でバイク通勤する場合のおすすめバイク
①休日のツーリングも楽しめる【カワサキ Z250】

2019年9月に販売された「KAWASAKIZ250」は、平日は通勤用として使い、休日はツーリングを楽しむために使うことができるバイクです。
バイク通勤には十分すぎるパワーを持ち、優れた安定性と自然なハンドリング、扱い易い取り回し性能を備えているため、所有する喜びを与えてくれる1台と言えます。
②中低速域が扱いやすい【スズキ GSR250】

「スズキ GSR250」はロードスポーツバイクに属しており、沖縄でストレスなくバイク通勤をしたいという方におすすめなバイクです。2012年に販売され、十分なパワーと中低速の扱いやすさを持つという特徴があります。
大型のメーターパネルには、時計やオードメーターなどさまざまな情報が表示され、通勤時の時間確認も可能なので遅刻の心配もなくなりますよ。
③燃費の良さが魅力【ホンダ FORZA250】

「ホンダ FORZA250」はガソリン価格の高い沖縄で助かる、燃費の良さが特徴の1台です。
力強い加速力と伸びの良い走りを実現しながら、41.5km/Lと比較的燃費も良くなっています。
路面が滑りやすい沖縄でも安心してブレーキをかけることができるABSの装備や、防風を防ぐ電動可動式のスクリーンを装備しています。
④実用性の高いバイク【ヤマハ シグナスXSR】

「ヤマハ シグナスXSR」は走る喜びを感じることができるパワーを持っています。それに加え、手にブレーキの感覚が伝わりやすいため操作しやすいディスクブレーキ、速度やバッテリー残量などが見やすい液晶マルチファンクションメーター、通勤鞄を入れることができる29リットルの大容量シート下トランクを備えています。
⑤若いバイク好きにおすすめ【スズキ GSX-S125】

「スズキ GSX-S125」は、スリムな車体がスポーティーな雰囲気を感じさせてくれ、若者にもおすすめできる通勤用バイクです。
デザインだけでなくメーターの視認性にも優れた液晶インストルメントパネルや、ワンタッチ始動ボタンなどの最新装備のほか、盗難防止装置も装備されているので安心して駐輪することができます。
⑥乗り心地の良いバイク【ホンダ リード125】

「ホンダ リード125」は毎日の通勤を快適にしてくれる走りと燃費、乗り心地を与えてくれるおすすめの1台です。
使いやすさにこだわった装備には、37Lの大容量ラゲッジボックスや通勤用鞄を掛けることができる大型フック、ペットボトルが入るフロントインナーボックスなどを用意しています。
⑦環境に配慮したバイク【ホンダ PCX125】

毎日の通勤が楽しくなる「ホンダ PCX125」は、滑らかで力強いパワーを発揮してくれるので、ストレスフリーの長距離通勤が可能となっています。
燃費の良さやアイドリングストップ機能など環境面にも配慮したバイクといえます。
⑧女性にもおすすめ軽量バイク【スズキ アドレスV50】

沖縄に移住してバイク通勤を始めるなら「スズキ アドレスV50」を選択すれば気軽にバイク通勤を始めることが可能です。
スポーティーなデザインと、リッター50キロ以上走る燃費の良さや、中低速度域の力強い加速が渋滞の多い沖縄の道路事情にマッチした通勤用バイクといえます。
⑨おしゃれにバイク通勤【ヤマハ VOX】

沖縄に移住しておしゃれなバイクで通勤したいという方は、「ヤマハ VOX」がおすすめです。カラーバリエーションが豊富で、箱型の車体が特徴的なバイクです。
毎日のバイク通勤だからこそ燃費の良いバイクに乗りたい、という方にも嬉しい70.5L/kmの燃費の良さを実現しているのもこちらのバイクの特徴です。
⑩気軽に乗れるバイク【ホンダ DUNK】

沖縄で通勤用バイクを購入するなら、気軽に乗ることができるスクータータイプの「ホンダ DUNK」がおすすめです。
毎日の通勤用バイクだからこそ、使い勝手がよく省燃費を実現したバイクを購入したいものですが、それを実現したのがホンダ DUNKです。セキュリティー面や収納の多さ、スマートフォンの充電ソケットなど、便利機能も充実した通勤用バイクといえます。
バイクを購入して沖縄の道路を走ってみよう

これから沖縄に移住を考えている方に沖縄の道路事情とバイク通勤を行う際の注意点、おすす通勤バイクを紹介してきましたがいかがでしたか。
本土の道路事情とは少々異なるのが沖縄の道路事情なので、初めは驚くことや戸惑うことも多いと思いますが、沖縄に移住するのであれば、沖縄の道路事情に合わせることも必要でしょう。
まずは、ここで紹介したバイクを購入し、沖縄の道路を走ってみてください。沖縄の絶景に癒されることでしょう。
